きのこ録 サポート

不具合、ご意見、機能のご要望はpinsight.support@gmail.comまでお送りください。端末の機種、iOSのバージョン、アプリのバージョン、問題が起きるまでの操作を添えてください。写真や正確な位置情報は、調査に必要と判断した場合を除き送らないでください。

気象情報の見方

観察記録の気象情報は、撮影地点付近についてOpen-Meteoから取得した時間別データを、撮影日時を基準に集計したものです。キノコを見つけたときの水分、乾燥、温度の傾向を振り返るための参考情報としてお使いください。

気象情報や類似度は、キノコの発生、種類、毒性、食用可否を予測・判定するものではありません。気象モデルによる周辺地域の推定値であり、林内や倒木付近の実測値とは異なる場合があります。

まず確認したい項目

集計期間とデータ不足

「過去7日間」は撮影日時までの直近168時間、「過去14日間」は直近336時間です。暦日単位ではありません。各項目は、対象期間の70%以上の時間データがある場合に計算し、不足している場合は「データなし」と表示します。

類似度の算出方法

「現在の気象と照合」または「日時を指定して照合」では、観察時と照合対象の気象条件を項目ごとに比較します。各項目は、値が同じなら100%、下表の「0%となる差」以上に離れると0%、その間は差に応じて直線的に減少します。

項目の類似度 = 100 × max(0, 1 − |照合対象 − 観察時| ÷ 0%となる差)

項目が欠けている場合は利用可能な項目だけで重みを付け直します。ただし、軸内で利用できる項目の重みが50%未満の場合は「比較データ不足」とします。総合類似度は、3軸のうち2軸以上を計算できる場合だけ表示します。

総合での重み軸内の項目軸内の重み0%となる差
水分蓄積40%重み付き降雨指数50%15 mm相当
過去3日間の降水量25%10 mm
過去14日間の降水量10%20 mm
最後の有効な雨量15%10 mm
雨後の保湿35%最後の雨からの経過25%48時間
雨後の高湿度時間の割合25%25ポイント
雨後の平均VPD15%0.5 kPa
雨後のET₀10%2 mm
雨後の日照時間10%6時間
雨後の最大風速5%10 km/h
過去48時間の高湿度時間10%12時間
温度25%過去3日間の平均気温60%4℃
過去7日間の平均気温15%4℃
深さ6cmの地温25%4℃

総合スコアが75%以上なら「よく似ている」、50%以上75%未満なら「一部似ている」、50%未満なら「異なる」と表示します。過去7日間・14日間の日照時間は比較値として表示しますが、総合類似度には加えていません。

用語の説明

有効な雨
1時間に0.2 mm以上の降水を雨として扱い、雨の間隔が6時間以内なら同じ降雨イベントとしてまとめます。合計5 mm以上を「有効な雨」、10 mm以上をよりまとまった雨として扱います。
重み付き降雨指数
最近の雨を重く評価するためのアプリ独自の参考値です。「過去3日間の降水量 × 1.0 + 4~7日前の降水量 × 0.5 + 8~14日前の降水量 × 0.2」で計算します。
雨後
最後の有効な雨が終わってから撮影日時までを指します。長期間前の雨に引っ張られすぎないよう、最大72時間までを評価します。
VPD(飽差)
空気が保持できる水蒸気量と、実際に含まれている水蒸気量との差です。一般に値が低いほど空気が湿っており、高いほど乾燥して水分が失われやすい状態を示します。
雨後の平均VPD
雨後の期間におけるVPDの平均値です。雨の後も低い値が続いていれば湿潤傾向、高い値なら乾燥傾向を見る参考になります。
ET₀(基準蒸発散量)
十分に水がある基準の草地から、蒸発と植物の蒸散によって失われると推定される水量です。気温、湿度、風、日射などから計算され、値が大きいほど大気側の乾燥させる力が強いことを示します。林床やキノコから実際に失われた水量ではありません。
雨後のET₀
雨後の期間におけるET₀の合計です。値が大きいほど、雨の後に乾きやすい気象条件だった可能性を示します。
日照時間
Open-Meteoでは、世界気象機関の定義に沿って直達日射が120 W/m²を超えた時間を日照時間として計算します。樹冠による遮光など、林内固有の条件は反映しません。
高湿度時間
相対湿度が85%以上だった時間数です。「雨後の高湿度時間」は雨後の評価期間、「過去48時間の高湿度時間」は撮影前48時間を対象にします。
地温・土壌水分
深さ約6 cmの地温と、深さ約3~9 cmの体積含水率です。気象モデルによる周辺地域の推定値で、観察地点の土壌を直接測定した値ではありません。
データカバレッジ
必要な336時間のうち、時間別データを取得できた割合です。個別の項目では、その項目の対象期間に70%以上の値がある場合だけ集計します。

気象データの定義については、Open-Meteo Weather API DocumentationおよびFAOの基準蒸発散量(ET₀)の説明もご参照ください。

よくある質問

位置情報を許可しなくても使えますか

使えます。位置情報なしで観察記録を保存できます。位置を記録したい場合は、iOSの「設定」から後で権限を変更できます。

写真へのアクセスを許可しない場合はどうなりますか

写真なしで観察日時、名前、メモなどを保存できます。写真を追加するときだけ、カメラまたは写真ライブラリを利用します。

気象情報を取得できません

通信状態と位置情報を確認し、観察詳細から再取得してください。気象APIに失敗しても観察記録は残ります。

データはどこに保存されますか

観察記録と写真は、原則として端末内のアプリ専用領域へ保存されます。運営者独自のクラウド同期はありません。

機種変更でデータを移せますか

アプリ独自のバックアップ・復元機能は初回公開版にありません。iPhoneのバックアップ復元結果はiOSおよび利用中のバックアップ設定に依存します。

Google Mapsを開けません

位置情報が保存されていることと通信状態を確認してください。Google Mapsアプリを利用できない場合は外部ブラウザで開きます。

キノコの種類や食用可否について、サポート窓口では判定できません。